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12.恋愛中の人間関係

心理学的にいうと恋愛中の人間関係について
共同的人間関係であるという。

共同的人間関係とは
”損得にたいしてアバウトに対処し、相手が喜ぶことを自分の喜びとするタイプ”
の人間関係のことだ。

次のような人間関係的特徴がある。

1.人から援助を受けた時に、お返しを考えるより、ありがたく素直に受け取る
2.なにか助けて上げた時、お返しがなくても、ぜんぜん平気である
3.助けたことそのものが喜びに感じる
4.一緒に作業したことの報酬は、貢献度に応じて分けるより、平等に分けるほうがよいと感じる

恋人同士では、この共同的人間関係がある方が、良い関係を長く続けて行けるといわれている。

人間関係を2つのタイプに分けたときの1つが、共同的人間関係だ。

もう一つを
交換的人間関係といいう。

交換的人間関係は、いわば ”ギブ&テイク” タイプの関係だ。

これは、仕事をする上で、より良い関係を築いていける特長がある。

だれでも、この2つのタイプを使い分けている。
そして、どちらか、得意な人間関係のタイプをもっているということだな。

恋をしている他人をみていると
バカに見えるときがあるだろ?

これは、共同的人間関係が構築されているので
損得をあまり考えないからだ。

恋は盲目という言葉がありますが
これを心理学的に解説すると、共同的人間関係ということになるわけだ。


さて、人は、人間関係で悩むと同時に
人間関係を必要としている。

一人では生きていけない動物なのが、人間だ。
次回は、だれかと一緒にいたいという欲求について話しをしよう。


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